low-lawの独り言

23歳が振り返る法律と読書と進路

書評〜入門刑事手続法〜

入門刑事手続法の認知度は高いのではないでしょうか?

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画像は本文と関係ないラーメンです

 

三井先生と酒巻先生というお二方の巨匠が執筆された「入門刑事手続法」

 

入門刑事手続法 第8版

入門刑事手続法 第8版

  • 作者:三井 誠,酒巻 匡
  • 発売日: 2020/04/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

私は過去に2回ほど読む期間がありました。しかし正直、司法修習中が1番役に立っています。

まず大学2年生の時に刑事訴訟法の入門書として読み、次に予備試験の口述試験対策として手続法を抑えるために読みました。

そして修習に向けて読みましたが…

その時にはじめてこんなに良い本だったのか!?と驚きました。

 

刑事訴訟の手続きの流れが必要十分にコンパクトにまとまっています。一方で刑事訴訟法の司法試験的な論点や判例について詳しくありません。

また、実務では〜と書いてある箇所が多く様々な統計も示されています。司法修習では、この部分を意識して読むと面白く、またためになりました。

そして、なんといっても刑事手続の書式が数多く掲載されていることが役に立ちます!

これまでは書式には全くといっていいほど目を通しませんでしたが、修習になると書式がある方がイメージやその都度の手続きがより深く理解することができます。

プロシーディング刑事訴訟法等を読むより、こちらを2〜3周読む方が良いのでは?と思ったり思わなかったり。プロシーディング刑事訴訟法は中途半端にまとまってる気がします…